吊り橋効果という言葉をみなさんも一度は聞いたことがあると思います。これは吊り橋の上などの危険な場所でドキドキすると、それを恋愛感情だと錯覚する心理学です。
実はこの吊り橋効果を日常生活のあらゆる場面で活用できるというのはご存知でしたか?
今回はこの吊り橋効果についてのブログになります😊
吊り橋効果とは
そもそも“吊り橋効果”とは1974年にカナダの心理学者である、ダットンとアロンによって発表されたもので、吊り橋を渡っているときのような危険な場所や、緊張、恐怖を伴う場面で一緒にいる相手に好意や恋愛感情を持ちやすくなるという心理効果のことです。
この吊り橋効果を簡単に説明すると一緒にドキドキした相手に好意や恋愛感情を抱くものと言えます。
なので、実は日常生活の様々なシーンで吊り橋効果というのは応用できるのです。
日常生活においての例
吊り橋効果を日常生活において応用するためには、いくつかのポイントさえ押さえていれば非常に簡単にできます。
今回はその吊り橋効果の応用方法を3つほどご紹介したいと思います。
その1 映画を観ている時
ホラー系やアクション系、恋愛系などのジャンルの映画は作品を観ているとドキドキするシーンというのがあると思います。
ホラー系は恐怖からドキドキしたり、アクション系は激しい戦闘シーンに興奮したりと一緒に映画を観ているときにドキドキしますね
映画を観るときのポイントとしては、相手が興味を持つジャンルを選ぶことです。
全く興味がない映画を観て、ドキドキして恋愛感情を抱くというのはあまりないからです。
その2 一緒にスポーツをした時
運動をすることで人は心臓の鼓動が活発になります。その結果吊り橋効果を得られます。また、アスレチックを使ったスポーツなどの高所で運動することで恐怖心も同時に得られるのでおすすめです。
ポイントとしては心拍数の上がるものを選ぶと良いです。ボウリングなどの自分の番が来るまで少し時間が空いたりするものだとドキドキが収まってしまうからです。
余談ですが、同じ部活内でカップルが誕生しやすいのはこのようにスポーツをして一緒にドキドキするからなんです😊
その3 仕事中にミスをしたとき
もしあなたと異性が仕事でミスをして上司に怒られているとします。
実はこの状況でも吊り橋効果というのは生きてきているのです。
まず、2人は怒られていることに対する不安、恐怖を感じています。そしてその不安や恐怖からくるドキドキを恋愛感情だと思ってしまうのです。
このときに優しくフォローを入れてあげるなどの優しさや思いやりを見せると効果アップを期待できます!
実際どのくらい効果が続くの?
以上のことから吊り橋効果は恋愛に効果が期待できるのは分かったと思います。
ですがこの吊り橋効果には最大の弱点というのが存在します。
それが“効果の持続時間”です。
人によって持続時間には個人差がありますがよくて数時間程度、短い人だと数分程で効果がなくなってしまいます。
そもそも吊り橋効果のメカニズムというのはドキドキすることで“相手のことが好きかもしれない”と脳に錯覚させることです。
なので例えば、映画が終わって時間が経つにつれ効果が薄くなっていってしまいます。
対策としてはこのドキドキを切らさせないように絶えずアクションを行うことです。そうすればこの持続時間問題の解決につながります。
より効果を高めるには
吊り橋効果をもっと強く感じさせて相手に自分を意識させるためには、まず自分の身なりを整えるところから始まります。
例えどんなに怖い映画を観ていても一緒にいる人の身だしなみがイマイチだったり、清潔感がないとドキドキ以前の問題です。
普段から自分の身なりを整えることを意識しましょう。
また普段の言動にも注意が必要です。
相手が忙しそうにしていたら手を貸してあげたり、重いものは持ってあげたりと普段から何気ない気遣いをしていると良い印象を与えることができます。
一緒に出かけたときも店員さんに対して横暴な態度をとったり、見ず知らずの人に冷たくするなど人に対して優しくない一面を見せてしまうと相手に幻滅されます。
ほとんどの人は普段から他人に対して優しくいられる人に惹かれていくものです。
まとめ
- 吊り橋効果とは一緒にドキドキを共有することで効果が出る
- 日常生活のどんな場面でも活用できる
- 持続時間が短いのが弱点
- より効果を高めるために普段から身なりに気をつける。